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食品の廃棄ロスについて

2018.04.16

食品の廃棄ロスについて

昔ソーセージを作って、1回分(当時は30kgほど)を泣く泣く廃棄したことがあります。結着不良で、食感がボソボソになってしまい商品としての価値がなくなってしまいました。

原因は練りこみの温度にありました。当時の機械は今の機械より性能が悪かったこともあって、つなぎやリン酸塩、乳化剤などの結着補強剤無しで作るのはとても難しかったです。今の商品に比べて食感などの品質は劣っていたと思います。今も機械の性能が良くなったとはいえ、その時の残念な記憶がいまだに恐怖のように残っていて、お肉の品質と鮮度、機械や室内、お肉の温度には細心の注意を払っています。

 廃棄ロスはコスト的にも痛いですが、まだ食べられる状態なのに捨ててしまうという判断がやるせない。加工する者として農家のかたに顔向けできないし、素材を大切に扱いロスを出さないというのが私たちの責任だと思っています。

 色々なところで作りすぎによる廃棄ロスの話を聞きます。期間限定のイベントでは、時期が過ぎたら使えないのがわかっていながら欠品も許されないのでしょう。売れるだけ売って残ったら捨てる、という光景は胸が痛みます。私たち自身も店に行けば常に商品があるのが当たり前という消費スタイルを見直す必要があるように思います。

売り切れごめん、ではだめなのでしょうか?私たちはいつでもすべての商品があるわけではありません。お客さんも〝今日は何があるの~?〟と来てくださいます。甘えている、と言われればそうかもしれませんが、欠品を防ぐ以上に無駄な廃棄をなくすことも大事です。何%かの廃棄率をあらかじめ計上して価格が設定されているのなら、すごく無駄でもったいない話です。世界中を見れば食べ物に困っている人がどれほどいることか。食べ物に限らず、品物があふれていることは豊かなことですが、大量生産、大量消費ではなく食べ物や品物を大切に扱って、しっかり向き合う時間って心が豊かになります。生活の中に〝本物〟があるのが贅沢な暮らしだと思います。物づくりを通して〝本物〟を追求して、心豊かな商品を提供していきたいと思っています。

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